イロハニトイロ

vol.37-① みんなで作るイロハニトイロの理念

イロハニトイロが開所され、もうすぐ4年が経とうとしています。

この期間にイロハという場所や考え方がしんどくて退所された方、あるいはイロハを卒業して別の会社に就職された方がたくさんいらっしゃいます。

しかしやはり一番多いのは、

「イロハが好きだ」

「イロハは大切な場所」

だと思い、通い続けている方々です。

もちろん、今のイロハを作り育てて来てくれたのは、退所した人も含めたメンバーの方々です。

そして、その中でスタッフもメンバーの一人として同じように悩み、考え、変わり続けてきました。

そうやって思いを語り合いながら流れた月日の中で、ふとあることに気付かされたのです。

それは、イロハに関わっている全ての人の中に何か共通する「感覚」のようなものがある。

「感覚」というよりも「想い」のようなものかもしれません。

上手く言葉にできないけど、何か共通する「想い(感覚)」のようなものがあり、それを感じているからイロハが大切な場所になっている。

今の自分に必要な場所になっている。

そしてそれが、自分の良い変化に繋がっている。

ということに気付かされたのです。

う~~~~ん。この言葉にならないものをみんなで言葉にしてみたい!

よし! とにかくやってみよう!

でもそれを何と名付ければいいのか?

方針? 理念? なんだろう?

まあ、今のところは「理念」ということにしておこうか。

いや、待てよ。でも「理念」とすると「こうあるべきだ」みたいな感じもする。

「理念」に沿わない人はダメみたいな感じもある。

「こうあるべきだ」がないのがイロハニトイロなのに。

なんかふさわしくない気もする。

でもピタッと来る言葉が思いつかない。

そんなところから話し合いました。

(結局「理念」ということに決定したのですが。。。)

昨年末から3ヶ月に渡り、このテーマについてみんなで話し合ったのです。

利用者もスタッフも関係なく、それぞれがイロハニトイロのメンバーとしてそれぞれの思いを語り合いました。

ですので、司会も利用者の一人が引き受けてくださいました(ありがとうございます)。

どんなゴールに辿り着くのかを楽しみにしながら。

イロハに関わる者たちが感じている共通の「何か」を探すために。

そして

その話し合いの末に見えてきた「言葉(理念)」。

それを次回公開したいと思います。

まさに「これがイロハニトイロという場所」と思える言葉となりました。