イロハニトイロ

自然体でいること、No.2

最悪想定

何かしら物事を判断する時に僕が行なっている思考方法です。
ある意味でリスクマネジメント的な考え方が濃いです。
でも、これをいったんやり始めると結構選択の幅が狭まって考えるのが楽になっていきます。そして、回数を重ねるごとに色んな意味で経験値が増えていきます。

簡単にいうと、選択や決断の際にそのいくつかの選択肢の中での、最悪(一番そうなったら嫌だなと思える予想)な結末を予測して回避するという考え方です。

じゃ、どーいうのかというと。

例えば、、、
車に異音がした。
仕事は忙しいしなかなかみてもらう暇がない。
心配だけど、誰かにみてもらうあてもないし自分が仕事を休まなきゃ絶対にみてもらうあてがない。仕事を休むと次の日に休んだ分の仕事がどっさりで大変になる。どーしよー。

という状況があるとします。

これって色々と考え方はあるかもしれませんけど。
先述した最悪想定の考え方で考えるならば。

1.今起こりうる最悪の想定をしてみる。

その車の異音が致命的なトラブルで、例えば運転中にタイヤが破裂する、ブレーキがきかなくなる。
とかとか、車だけで済んだらいいけど、自分や誰かを傷つけたりしてしまうかもしれない。自分や誰かが死んだりしてしまうかもしれない。

という想定ができたとします。

すると次の考え方として、、

1の想定は、自分の中で考えうる最悪の想定なので(これは自分の想定力次第でどんどん広がるし変わっていく)
ある意味これさえ避けられれば他のパターンは、軽症になります。

なので、仕事を休まなきゃならない。(もちろん仕事を休んだ時の最悪想定もしておく)デメリットはあるかもしれないですが、自分や誰かが死んでしまうのとは比べるべくもありません。

[結論]仕事を1日やすんで、車を見てもらえれば、その最悪想定は避けれる可能性が高いので休んだ分のデメリットは、あるかもしれませんが
それは、心理的にも、[死]に比べれば軽いもんよね。とダメージの受け方も軽くすみます。

もちろん、車の異音は、自分の勘違いかもしれない。
専門の方に見て貰えば、実はそんな大層なことでもなく、[死]には直結しないかもしれない。

でも、この異音の正体はこの流れの中で学べるんですよね。そしたら、次の異音の時には自己解決できるかもしれない。気にならなくなるかもしれない。
経験値が上がるんです。

なので、大したことなかったことでも
デメリットだけではないんです。

最悪想定を逃れながらも、そういった経験値の蓄積は同時にできているんです。

こういった積み重ねが、
最悪想定の想定力の引き出しと、それ以外の可能性の引き出し、リスク管理に関しての引き出しを増やしてくれるので勝手に成長できてるんです。

いわば、無理して最高想定の結果を出し続けることを諦めて、比較的軽症ですむところで治めるということです。そりゃ、常に最高の想定を維持できて、実現するに越したことはないですけれど。
常に自分も環境も最高想定を実現できる条件ではなかったりするので潔く諦める方法としての最悪想定です。

最悪[死]さえ免れれば、いつしかその最高想定に辿り着く事ができるかもしれないですし、その時最高だった想定よりも、また違う想定が生まれるかもしれません。

なので、色んなパターンはあるかと思いますが最悪想定をしながら日々の決断をしてみると、新たな考え方で選択でき、決断できるかもしれません。もしよかったら参考にしてくださると幸いです。

ちなみに、、、

決断ってのが出てきました。

そう、決断って言葉、

「決断」、って、

断ることを決める。と書いたりします。
なので、人間、決断するってことは、ある一方の可能性を断ち切るってことなんですよね。

そして、、、

「選択」
選 = えらぶ
択 = えらぶ

選択は、、選びまくっているんです。二回えらぶ意味がでてくる。

選択して決断する。

えらんでえらんで、えらびまくって
断ることを決めるんです。

人間の手の中に入れれるものは限度があるんだよと、、この一言、二言で悟れてしまう言葉だったりします。

当然、選択しなかった可能性は、その先は見る事ができません。
そして、選択した方が思いの外失敗だったとしたら、選択しなかった結末に焦がれる事が多くあったりします。人間て、、不思議。自分が選ばなかったのに。。でも、それも人間。