イロハニトイロ

出店情報<10/15(土)> 上京まちづくりフェア

京都でのイベントに初出店します。

京都市上京区にて「対話の文化まつり」としてイベントが開催されます。

そちらにお誘いをいただき今回出店する運びとなりました。

このイベントは「対話」がテーマとなっています。

さまざまなジャンルの人たちが自由に集まり、共に過ごす場になります。

だから出店も自由。

当日どうなるのか、私たちもよくわかっていないんです。

チラシを以下に掲載します。

少し、「対話」についてお話をさせてください。

フィンランドでは精神病と診断された方の8割が病気が完治しています。

しかし日本では「精神病は一生付き合っていく病気」と言われ、年々患者の数は増え続けています。

フィンランドと日本では何が違うのでしょうか?

そこには「対話」というキーワードがあると思います。

フィンランド西ラップランド地方のケロプダス病院から始まった「オープンダイアローグ(開けた対話)」という取り組みが、人の心を癒し、精神病を回復へと導いていきました。

これはメンタルヘルスの分野にとどまらず、国の政策としても取り入れられました。

当事者も含めて対話をしものごとを決定し進めていく。

患者さんを抜きにして治療方針を決めるのではなく、本人の思いを聞き対話を続けていく。

それと同様に、学校を作り変える時はそこで学ぶ生徒の思いを聞き対話しながら進めていく。

そのように、当事者がしっかりと思いを話し、立場の違いを乗り越えて語り合うことを大切にしたのです。

ぜひ興味のある方は「オープンダイアローグ」や「フィンランドの取り組み」を検索してみてください。

今回お伝えしたかったのはそのことではなく、

「対話の場」と言われると不安に思われる方がいるのではないかということです。

また「自由な空間」と言われると、どうしたらいいのか分からなくて参加しづらいと思われる方がいらっしゃるのではないかと思ったのです。

私(金村)もそう感じてしまう人間の一人です。

「対話?知らない人と話さないといけないの?怖い~」

「自由?え?どうしたらいいの?誰か助けてくれるの?孤立しそう。人多そう。行きたくな――い」

そんな風に思ってしまうんです(笑)

だから少し説明をしておきたいと思ったんですよね。

「対話」ってなにも話す事だけが「対話」ではないんです。

もちろん自分の思いを語れる場になればいいです。

でも、話さなくてもいいんです。

沈黙だって対話です。(だって沈黙でも相手に何か伝わっているから) 

話したいけど話せなくてモジモジしているのも対話です。(その困惑ぶりが相手にはちゃんと伝わっています)

相手の話を聴いて、胸に何か響くものがあって、そんな自分と向き合うのも対話です。(自分との対話が最も大切な対話です)

つまり自分を大切にしていいということです。(これ以上のものはない)

無理にしゃべらなくていいということです。(対話は強制されるものでは決してない)

そして「自由な空間」は、怖いところではなくて、「どんなあなたでも受け入れられる安全の空間」ということです。

だから好きに入っていいし、好きに出ていってもいいし、何度も出入りしてもいいんです。

(自由ってそういうことですよね)

大きな空間の中であちこちでイベントや対話が行われている事でしょう。

どこに行ってもいいし、どこに行っても受け入れられます。

ハーブティを飲んでその様子を眺めてもいいし、出店している店舗でお買い物してもいい。

有名人と喋ってもいいんです。

何か「こうしなければいけない」という課題もありません。

だから「自由な空間」は見方を変えれば、「安心・安全の空間」かもしれません。

だからぜひ興味のある方は来てみてください。

って言っている私たちもどんなイベントになるのか分からなく不安なのですが、その不確実な海の中に飛び込んでいこうと思っています。(しんどくなったら帰ってもいいしー)

≪内容≫

日時: 令和4年10月15日(土)13時~18時

場所: 西陣織会館 4階展示場(112坪)

    〒602-8216 京都市上京区堀川通今出川南入西側

費用: 入場無料