イロハニトイロ

vol49-㊸ 支援者が障害を作っている?!

病気を治そうとするから治らない(3)

前回の話をまとめるとですね

本当の自分を無視して「頭」で考えて行動し続け、

「心」が潰れて病気になりました

病気がこれ以上心が壊れないように助けに来てくれているのです

そしてその心の病気は「体」の症状として表れます(不眠、幻覚、不安、倦怠感などなど)

そしてそれを治そうと病院に行き、薬を処方されて、体の症状だけを軽減してもらいます

それを多くの人が治療だと思い込んでいます

でも回復させるべきは「心」です

「心」とは本当の自分です

それでは「病気を治そうとする」ということはどういうことかというと

「頭」で病気は治すべきと考えて行動することです

ここが矛盾なんです

つまり

「心」を無視して「頭」で行動した結果で病気になったのに

「病気を治さなければ」とまた「頭」で行動しています

そりゃ治るはずありません

だって病気になった時と同じことをしているんですから

そしてそれに加えて、薬で目の前の症状を軽減するわけですからどんどん「心」の声が聞こえなくなってしまいます

症状が軽減すればまた「頭」で行動しだすでしょ?

自分が「病気を治そうとする」とは、こういうことです

「病気さん」は本当の自分(心)を助けに来てくれた正義の味方です

それを追い出そうとするなんておかしな話です

それならこれを機に、本当の自分を大切にしてはどうでしょうか?

次回、病気を治そうとしなくなると何が起こるのか?

本当の自分を大切にするってどういうことなのか?

そんなお話しをさせていただきます

支援者から見た「病気を治そうとするから病気は治らない」については、その後でお話しさせていただきます

      イロハニトイロ所長

           金村栄治