イロハニトイロ

vol.51-⑥ 以心伝心 まぼろし~(解説①)

続きです

この標語の解説をするに当たって、金村の恥ずかしい話をさせてください💦

僕(金村)は自分に自信がなく、人の目ばかりを気にして生きてきましたから、

自分の口で相手にお願いすることがとっても苦手だったんです

だから、その分

態度で示して、周囲の人に察してもらう

そんな生き方をしていました

だから、相手の態度を見て自分への評価を決めていたんです

これは夫婦関係においても同じでした

なんで分かってくれないの?!

なんでそんなこと言うの?!

この気持ちを分かってくれないのは僕の事を愛していないからだ!

そうやっていじけたり、相手を困らせるような行動をするんです

(ほらメンヘラ有段者というのがわかるでしょ💦)

・・・。

もう一度言っておきます

相手には何も言葉で伝えていないんです💦

そしてある日、妻にものすごい剣幕で叱られました!

「私は、あなたのこと大切に思っているから、どうして欲しいか言ってくれたらできることをしてあげたいと思う。

でも何も言わなくて“俺の事分かってくれてない”とか、そういうのやめて!!

そんなの分かるはずないやん!

やって欲しいことがあるんだったらちゃんと伝えて!

嫌なことがあるんだったらちゃんと言って!

言わずに“分かって”なんて無理! 私には出来ない!!!」

あ!ちなみに! もう10年以上の前の話ですからね💦

何年もサッシテちゃんで来てしまっていますから、

すぐに変えることはできません

人に「思いを伝える」 「お願いする」 ってとっても怖いんです

でもですね

「言う(伝える)」

と大抵応じてくれるんです

あれ?たったこれだけのこと?!

そんな経験を通して少しずつ「言う(伝える)」ことに慣れていきました

イロハニトイロは、たくさん傷つき、心が弱った方が来られます


だから100%と言っていいくらいに最初は皆さん“サッシテちゃん”なんです(笑)

だから標語として、

「以心伝心」なんて幻だと思って、そこに頼らないようにしよう

ということを最初に決めたのです

これは開所当初から何度も何度も話していたことなので一番古いものです

そしてその意識がメンバー(利用者さん)の中にあるから、イロハニトイロに対話文化が育っていったのだと思っています

次回もう少し、イロハの現状も含めた解説をさせてください

      イロハニトイロ所長
           金村栄治