vol.50-① みんなで作るイロハの理念
- 2025年12月08日
- イロハ紹介

以前にも一度お話したのですが、イロハニトイロの理念をご紹介したいと思います
事業所を立ち上げるときにスタッフで理念を考えました
でもそれって「スタッフ」が考える理念なんですよね
イロハニトイロは精神障害当事者の方々の声から生まれた事業所です
「行ける事業所がない」
「本当に私たちが求めている事業所がない」
それなら作りましょう
ということで他にはない面白い事業所が誕生しました
他にはないからこそ、
ヘンなところ
宗教みたい
と思われてしまいます
きっと通常の感覚の外にあることをやっています
(私たちはこちらの方が正しいと思っているのですが、一定の価値観を刷り込まれるこの社会の中では、残念ながらおかしなところだと映ってしまうようです)
だからこそ、イロハがどんな場所なのかをブログで公開していきたいと考えているのです
今後は利用者さんの声などもどんどんブログに載せていければと思っているので楽しみにしておいてください
※ブログは毎週月曜日に更新しています
さて、話を「イロハの理念」に戻します
イロハは利用者と共に創り育てていく事業所ですから、
理念も利用者(メンバー)の声で作り直したいと考えていたのです
なんかイロハに通っていて、みんなの感覚として共通のものがあるんだけど、言葉にするとなると難しい
じゃあ、それが言葉にできれば「理念」の言葉として一番いいのではないか
そう考えて全体ミーティングを開き、話し合いを重ねました
まずは自分たちがイロハに通う中で感じていることを自由に言葉にしてみたのです
一見すると皆さん違うことを話しているようでしたが、
それぞれのお話に共通点がいくつかあることが分かったのです
その共通点を繋ぎ合わせてみると3つのキーワードが出てきました
「自由」
「私(自分)」
「あなた(他者)」
そしてそれらの共通点を深く掘ってみると自然と浮かび上がってきた言葉が
『それでいい それがいい それでもいい』
という言葉です
次回、この理念の言葉の意味を解説したいと思います
↓こんな風に大きな模造紙を広げてみんなの意見を出し合い、話し合っていきました

イロハニトイロ所長
金村栄治
