イロハニトイロ

vol.49-㊼ 支援者が障害を作っている?!

病気を治そうとするから治らない(7)

このシリーズでは、支援者が障害を作っているのではないか、ということについて話させて頂いています

でもそれは言い方を変えると、

支援者が病気を治そうとするから病気が治らない

ということでもあります

変な話ですよね💦

支援者っていつも「良くしたい」と願っています


目の前の利用者さん(患者さん)の生活が良くなってほしい、病気が無くなってほしい、そう願っています

でも病気は治らないし、障害が生まれている


ということは、この支援者の行動や考え方がもしかすると病気を在り続けさせ、

障害を作り出しているのかもしれません

そんなことに向き合う話をダラダラと書き綴っています

昔テレビでこんなのを放送していました

ちょっとお付き合いください💦

とても弱り果てた野良犬がいたんです

毛はほとんど抜け落ち肌は荒れていて、衰弱しきっている

それを見た心優しい人がその環境から犬を救い出し手当をしていく様子を放送していました


これってよくあるお話しですよね

でもその犬は一向に良くなっていかないんです

愛情をかけて丁寧にお世話しているのに良くなっていかない


不思議に思った飼い主(救った人)が病院で再度詳しく調べてもらったところ、あることが判明しました!

この犬にはアレルギーがあることが分かったのです!

そのアレルギーというのが


「人アレルギー」


だったんです

そんなアレルギーあるの?って驚きだったんですが

つまり飼い主(救った人)が愛情を込めて、労力も惜しまず一生懸命を世話をすればするほど体調を悪化させていたんです

これってとっても悲しいことだと思いませんか?

救おうとしている自分が実は傷つけていたなんて💦

飼い主が気付いてあげられなくて申し訳ない気持ちでいっぱいになったのを想像するのはそう難くないです

でもですね、原因がわかれば適切な対応ができるわけで


人に触れ合わないようにお世話をしたらどんどん回復して

その犬はすっかり元気になりました

僕は今回のシリーズ(vol.49)のお話しはこれと似ている気がしているんです

支援者が障害を作っているだって?!


自分の行為が相手を傷つけているはずがない

自分が病気を悪化させ生活を悪化させ障害を作っているなんて絶対にない

でももし、それが私たち支援者のせいだったと分かったら、、、

そうです!!

変えればいいだけなんです

本当に大切にしたい人をきちんと大切にできるようになる


ただそれだけなんです

みなさんに想像していただきたい


自分の家族って大切ですよね


恋人も大切ですよね

なのにどうしてこんなに傷つけあってしまうのでしょうか

大切な家族なのに憎み合ってしまう

なぜ?

きっとそれは大切な人を大切にするその方法が間違っているからなんですよね

愛し方を知らないだけ

対話できていないだけ


家族の為、相手の為を思ってのことが、なぜかすれ違ってしまう

傷つけてしまう

このままだとこの苦しさがずっと続きます

だから少しでもそれが減るように、立ち止まって考えればいいなと思っているんです

なんか思いが湧き出してしまいました💦

長くなってきたので、支援者が「病気を治そうとするから治らない」ことについては次回お話しさせていただきます

       イロハニトイロ所長
            金村栄治