イロハニトイロ

vol.49-㊺ 支援者が障害を作っている?!

病気を治そうとするから治らない(5)

皆さん、どうして人類はこんなに発展し地球を支配するまでになったかご存じですか?

強かったから?

いいえ

頭が良かったから?

最初からそうではありません

私たち人類の営みの根源には「弱さ」があります

そんなお話しを今日はさせていただきます

大昔、地球には様々な人類が暮らしていました

私たちはその中のひとつである「ホモサピエンス」です

他にはネアンデルタール人とかクロマニョン人とかいろいろあります

ネアンデルタール人はとても体が大きくて強かったと言われています

そしてホモサピエンスはとってもか弱い存在でした

屈強で大きなネアンデルタール人は絶滅しホモサピエンスが生き延びた理由

それが「弱さ」なんです

え?どういうこと?
って感じですよね

ホモサピエンスは「弱い」がゆえに集団を形成し生き延びる道を選びました

そしてその身体的な「弱さ」を補うために、様々な道具を発明してきました

そして一人でできることは限られています

だから役割を分担して助け合うことで生き延びてきたのです

これが仕事の始まりですね

(ちなみにネアンデルタール人は強いので集団を作らず個々で行動することが多かったようです)

マンモスを倒すために罠を仕掛ける人


矢を射る人


一番危険なとどめを刺す人


精度の高い矢を作る人


マンモスの肉を料理する人

それぞれのできることをして集団に貢献し生きてきたのです

このようにして人類(ホモサピエンス)は発展してきました

つまり何が言いたいかというと

私たちは「弱さ」で繋がっているということです

となると、

実は弱さは隠すものではなく「公開」していく方が私たちの人生は豊かになるのかもしれません

人とつながりやすくなるのかもしれません

それは憐れみを受けましょうということでは決してありません

人に「助けてもらう」ということです

そして自分ができることで人を「助ける」ということです

そしてそしておもしろいのが、

弱さを公開することで人を助けている

ということです

え?なになに?

どういうこと?

意味わかりませんか?

そんな方はぜひやってみてください


弱さを出してみると、感謝されるんです

「聞けて良かった」


「安心した」


「気持ちが楽になった」


「実は私もね、、、」

あれ?嫌われるどころか、より深い関係が作れたりします

不思議ですね

私たちはずっと逆をして苦しんでいるみたいです(笑)

イロハニトイロ所長
金村栄治