vol.49-⑦ 支援者が障害を作っている?!
- 2024年03月25日
- 所長の学び
【もう一つの不思議体験】
それでは僕に起こったもう一つの不思議体験をお話させていただきます。
僕は現在の職場が6個目になります。
徳島から22歳の時に京都に出てきて、誰も知らない環境の中から仕事を始めました。
基本的に頑張り屋の金村です(頑張っていない自分には価値がない、愛されない、不必要だと思っていたので)。
頑張って、頑張って、
褒められるように、認められるように、愛されるように、
自分を犠牲にしながら頑張っていました。
でも、上手くいかない、認められない、むしろ「おかしな奴」「できない奴」だと見られている。
こんなに頑張っているのにどうして!?
あの人はすぐに帰っているけど僕は患者さんの為、部署の為、会社の為にこんなに自分の時間と労力を犠牲にして頑張っている。
なのにラクしている他の職員より給料は低いし、ボーナスまで下げられている。
分かってくれない上司が悪い、会社が悪い、この環境が悪い。
きっと他のところへ行けば変わるはず。
そうやって他の職場へ移るのですが、不思議と同じように認めてくれない嫌な上司に悩まされるのです。
この繰り返し。
きっと上司に恵まれていないだけ。
自分を理解してくれる人がいたらきっと上手くいくはず。
そうやって職場を次々に渡り歩いていくわけです。
そして仲の良い後輩が室長をしているところへ就職することができます。
「上司が後輩だけど、コイツならいいや。」
「僕がしっかりサポートして盛り立てて行こう。」
もちろん後輩もこの僕を優遇してくれ「主任」というポストもいただきました。
この頃は経験年数も増えてきて、自分が上の立場になってきたわけです。
「よーーし、やっと自分らしく仕事できる職場に来られたぞ!」
「これで楽しく働ける!」
そう思っていたのですが・・・
どうなったと思いますか?
そうです。
結局、同じことになったのです。
この室長は「自分を認めてくれる」上司だったはずです。
「なんでも話せる仲の良い関係」だったはずです。
なのに結果は同じになったのです。
否定され、罵られ、働きづらくなっていきます。
そしてこれまでは、
「僕が悪いんじゃない」
「上司が悪い」
「環境が悪い」
「上司が分かろうとしてくれない」
そう思えていました。
でも今回はそうはいきません。
そして相手は後輩(職場では上司)でもあるわけです。
もう自分を責めるしかなくなるんです。
自分を責めて責めて責めまくって、
そして遂には仕事に行けなくなったのです。
長くなってきたので、この続きは次回お話させていただきます。
不思議体験はこの後に起こります。
イロハニトイロ所長
金村栄治