vol.48-② 「考える勉強会」始まる!(続き)
- 2024年02月05日
- 所長の学び
1月18日に初めての「考える勉強会」を開催しました。
第1回目のテーマは
『自己評価って何だろう?』
というものでした。
このテーマを選んだのはイロハに来た多くの方々が自己評価の低さに苦しんでいるのを見てきたからです。
そもそも「自己評価」って何?
それが何かもきちんと理解しないまま、多くの人が「自己評価」を低くして苦しんでいたのです。
この勉強会は“考える”勉強会なので、一方的に知識を与えるようなことはしません。
台本もありません。
参加者が共に考え、意見し、答えを探っていくものです。
今回、スタッフを含め10名が参加しました。
勉強会の中で、「自己評価」というものについて、様々な角度の意見が出てきました。
その内容は以下のようなものです。
なるほど!なるほど!
なんか「自己評価が低いこと」は必ずしも悪いことだとは言えないみたい。
「自己評価が低いこと」でのメリットもデメリットもありそうだ。
よし、それを分けて考えてみようということになりました。
そこで出た意見が以下の内容です。
おおぉぉぉ!
「自己評価が低い」ことで苦しんでいたはずなのに、実はたくさんの恩恵を受けていることが分かってきました。
もちろん「何が苦しいのか」、それも明確になってきました。
そしてそして、自分がそれを選んでいることも分かってきました。
少しずつ、自己評価が低いのも悪くないけど、できれば高い自分でいたいという声も出てきました。
それでは「どうすれば自己評価を上げられるのか」についても考えてみることとなりました。
それが以下の内容です。
この勉強会に答えというものは存在しません。
この会に参加した方々それぞれの中で学びや気づきがあればそれでいいと思っています。
進行役をしている僕もたくさんの学びがあり、視野が広がった感覚があります。
そしてそして、この勉強会の面白いところがここからなんです。
勉強会が終わった後、あちこちでメンバーやスタッフが語り合っているんです。
そして、次の日には事業所のLINEにたくさんのメッセージが入っていました。
自宅に帰ってからもいろんなことを考えたようで、数人の方がその内容を送ってくださっていました。
これらのことからも、今回の勉強会が参加者の方々にとって様々な学びを与えたことが分かります。
これこそまさに「学び」だなととっても驚き、感動したのでした。
毎月1回このような時間を持ちたいと思います。
今後のテーマは最後に載せておきますね。
また何かご報告できることがあれば、ブログで公開したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
イロハニトイロ所長
金村栄治
<考える勉強会内容>
1月 『“自己評価”って何だろう?』
2月 『“本当の自分”って何だろう?』
3月 『“頑張る”ってどういうことだろう?』
4月 『“満たされる”ってどういうことだろう?』
5月 『“安心・安全”ってどういうことをいうのだろう?』
6月 『“迷惑”ってどういうことだろう?』
7月 『“正しさ”ってホントに正しい?』
8月 『“好きなことをする”ってどういうことだろう?』
9月 『“自分の思い”って本当に語れているの?』
10月 『“それでいい それがいい それでもいい”ってどういうこと?』
11月 『“あきらめる”ってどういうこと?』
12月 『“多様性”ってどういうのをいうの?』
※
次回より、これまで避けてきたことにしっかり向き合って言語化していく試みをしたいと考えています。それは「支援者が障害を作っている」ということについてです。
このことをお話しすることは、一生懸命“愛”を持って支援している方々を否定し傷つけることになるのではないかと恐れていたのですが、今年はここにしっかり向き合って言語化していきたいと考えています。
また長いシリーズになると思いますが、ご興味のある方はお読みください。
ぜひ支援者の方々に読んでいただきたい内容です。
そしてたくさん批判いただければありがたいです。