イロハニトイロ

vol.46-④【勘違い】好きなことをしていい(前編)

こんにちは。

イロハでの勘違いシリーズ3つ目は、

「好きなことをしていい」ということについてです。

ここもよく勘違いをされるところです。

イロハでは、

「あなたはどうしたいんですか?」

ということをいつもいつも聞かれます。

スタッフに「どうしたらいいですか?」と尋ねているのに明確な答えをくれないんです。

いつも必ず、

「○○さんはどうされたいんですか?」

と聞かれちゃいます。

これって腹立つんですよね。

「いやいや、どうしたらいいか分からへんから聞いてんのに!」って。

そして多くの人が、

「(どうしたいのか)わかりません。」

と最初は答えます。

そして、スタッフから言われるわけです。

「○○さんが好きなことをしていいんですよ」

って。

「したくないならしなくていいし、したいならしたらいい。○○さんがしたいことを教えてください。」

って。

困りますよね。

これまで「しなければいけない」や「こうあるべき」で生きてきた方々が大半なので、

「好きなことをしていい」なんて言われても困るわけです。

「好きなことして怒られたり否定されたらどうしよう」って不安になっちゃいます。

だから

指示を出してほしい。

正しいことを教えてほしい。

レールを敷いてほしい。

それに従っていく。

それを覚えていく。

それを練習していく。

そう思うわけです。

でもイロハニトイロというところは、この“他人軸”に染まった「○○しなければいけない」を少しずつやめていくいくところなんです。

「しなければならない」から“自分軸“である「したい」を出発点にして行動できるように変えていくところなんです。

そう聞くと多くの人が

「私もそうなりたい!」と思ってくださいます。

もちろん最初は「そうは言っても・・・」と心の抵抗があるのですが。

そしてここから勘違いが生まれていくんです。

「好きなことだけしてたらいいんでしょ。したくないことはしなくていいんでしょ。」

「それが自分らしく幸せに生きることなんでしょ。」

と面倒なことや嫌なことを避けるようになっていきます。

いや、それらを避けることが正しいことだと思い込んでいく人もいらっしゃるんです。

あーーー、やっぱりここでも勘違いを生ませてしまってるなって申し訳なく思うんです。

もうこれを読んでくださっている方の中にも

「いやいや、好きなことしていいって言ってるじゃん。

それで好きなことだけしていたら“勘違いしている“って言われるの?!

それっておかしくない?!

それならどうしたらいいか最初から指示してくれたらいいじゃない!」

って思われる方もいらっしゃるかもしれません。

それでは、ここで生まれている勘違いが何のかを次回「後編」で説明させていただければと思います。

ぜひ次回も読んでください。

         イロハニトイロ所長

              金村栄治