イロハニトイロ

vol.46-①【勘違い】勘違いだらけ?

こんにちは。

いつも「所長の学びブログ」を読んでいただきありがとうございます。

これまで、「所長の学び」として、

金村自身がイロハニトイロの運営を通して学んできたことや、

イロハニトイロでの印象深い出来事、

そしてどのような考えを持って運営しているのか

などを話してきました。

ここいらでちょっと整理していければと考えているんです。

なぜかというと、イロハニトイロの考えって勘違いされることだらけなんです。

最近もそんな声をよく耳にするので、このテーマで書いていこうと思った次第です。

勘違いって、もちろん悪く勘違いされることもあるのですが、

良いように勘違いして「イロハって凄い!」「イロハって素敵!」なんて実状以上に大きく思われたりすることもあるんです。

良いように勘違いされること自体は一向に構わないのですが、困るのが

いざイロハと関わってみると

「思ってたのと違う」

「そういうことだったの?そんなの聞いてない」

とそのギャップに戸惑われることがあるんですよね。

なんかそれって申し訳ない思いになってしまったり、僕の説明不足や伝える力の無さがあるんだろうなって思ったりするんです。

そしてですよ、

長期にイロハを利用してくださって“イロハマインド(イロハの考え)”を持っているはずの利用者さんですら、まだまだ勘違いがたくさん起こっていて、数年経ってからやっと理解される方もいらっしゃいます。

僕が勝手に理解してくれていると思い込んでいて、後になって勘違いしていたことに気づかされて驚くんです。

「え?そんなふうに理解してたの?全く逆なんだけど。。。」

(ここには「これだけ伝えているんだから分かっているはず」という金村の傲慢さがあるんだと思います。なにやってんだろ。。。)

そんなだからこそ理解までたどり着けないままに、イロハを嫌って(金村を嫌ってが多いかも)辞めていく方もいらっしゃいます。

そういうのを見ていると

「なんかもったいないなぁ」とモヤモヤしたり。、

「ごめんなさい」と申しわけない気持ちになったり、

「それはその人の課題でもある」と開き直ってみたり、

グルグルと僕の中で感情が巡るんです。

このブログはイロハの利用者さんも読んでくださっているようなので、利用者さんの勘違いの解消のため、

そして、イロハを外から見てくださっている方に少しでもイロハの実態を理解していただくため、

そんな目的で、vol.46「勘違い」をテーマに話していきたいと思います。

話そうと思っている内容はこんな感じです。

よく勘違いされることを集めてみました。

● ちゃんとあきらめましょう

● 頑張るのをやめましょう

● 好きなことをしていい。したくないことはしなくていい

● 思っていることを言葉にしていきましょう

● 変わろうとすることをやめましょう

● 自己否定をやめましょう

● 迷惑をかけましょう

● イロハニトイロは自由です

● 「傷つく覚悟」と「やってみる勇気」

いかがでしょうか?

まちろんまだまだありますが、ひとまずはこのくらいにしておきます。

イロハを知らない人がこれらの言葉だけを聞くと

「そんなのダメでしょう!何言ってるの!

あきらめたらダメだし、頑張らないとダメ、好きなことだけしたらダメだし、言いたいこと言ってたら大変なことになっちゃう。

変わるために支援施設に通ってるし、自立するために自分でできることを増やさなきゃ。

その為には、いまのダメな自分を律していかないと。

自由なんて無法地帯と一緒。

勇気? 覚悟? 何のこと?!」

そんなことを思われるかもしれませんね(笑)

イロハニトイロに触れて、この辺りの理解がちゃんと進んでいけばいいのですが、

多くの人が理解の階段を踏み外したり、別の階段を上っていたりするんです。

それくらい、勘違いが生まれやすいことばかり。

よーーし、ちゃんとこの辺りのことを言語化して整理してみたいと思います。

(これらすべてを「頭」で理解しようとしてもできないことばかりです。やはり体験が伴って本当の理解に到達します。そうなるとこの整理の試み自体が無駄なことなのかもしれません。ただ少しでも言語化しておきたいのです。何かの一助になることを願って。)

vol.46はそんな僕の挑戦の回にしたいと思います。

ご興味がある方はどうぞお付き合いください。

それぞれのテーマについて

「前編」 → こんな風に勘違いされがちです

「後編」 → 実際の意味はこういうことです

で説明できればと考えています。

よろしくお願い致します。

        イロハニトイロ所長

             金村栄治