イロハニトイロ

vol.44-⑨【対話】対話ってできてる?

こんにちは。

前回まで、私たちはいかに自分の「心の声」が聞けていないのかについてお話しさせていただきました。

「心の声」は「本当の自分の声」であり、

その「本当の自分」が押しつぶされ壊れることで病気(体の症状として現れる)となった。

病気は、そんな本当の自分を助けるためにやってきたもの(ヒーローかも?)であり、

病気の時間は回復(本来の自分を取り戻す)への過程かもしれない、

というお話をさせていただきました。

それでもなかなか理解できないし、金村の言っている事は確証がないし疑わしいものであります。

今は、「へえー、そういうもんなんだ」で理解して抱けると今後の話が分かりやすくなるので、ぜひそんな感じでお願いします。

そして、

今日から「対話」の話に移って行こうと思うのですが、

あなたは「自分は対話できている」と思っていますか?

これを読んでくださっている方が「支援者」であるならば、

「当事者さん(患者・利用者)」と対話していると思っていますか?

はたまた現在心の病をお持ちの「当事者」の方であるならば、

「支援者」と対話できていると思っていますか?

きっと多くの方々が、

「まあまあ対話できている方なんじゃないかなぁ」

と思っているのではないでしょうか?

「患者さんの希望に沿った支援ができているし、真剣な支援の話だけでなく雑談したりもしているし、患者さんとも良い関係を築けていると思っている」

「主治医とは付き合いも長いし私のことよく分かってくれている。私のこと考えて支援してくれていると思っている」

僕もそう思い込んでいたんです。

いや、むしろ「僕は他の支援者とは違うぞ。こんなにも時間をかけて話を聞いて、目の前の人に寄り添っている。本人の希望を大切にしている。」くらいに傲慢な思いでいたと思います。

そんな自分こそがいかに「対話」から遠いところにいたのか、に気付かされました。

そして未だに「良い対話者」になれずに悩む毎日

そんな「対話」の話をしていければと思っています。

つまりですね。

本当の対話は、ただ喋ることや意見交換だけではない、もっと深く温かいものだったということです。

そして、これまで話してきたように「本当の自分」を取り戻すために必要だった、ということです。

そこに気付かされたというお話しです。

(ちなみに金村はオープンダイアローグ(開かれた対話)のトレーニングコースを一年に渡って受講させていいただきました。その経験と現在の日々の経験からの学びを語らせていただきたいと思っています。)

「本当の自分」とは「心」のことでした。

「本当の自分」を取り戻すことは「心」を取り戻すことであり、

それは、「心の病気が治る」ということなんです。

だから「対話」を大切にされている海外では病気が治っていく(フィンランドでは8割の人が完治)。

でも日本では、薬で目の前の苦しさを紛らわし、「様々な療法」で症状を軽減しながら病気と付き合っていく(精神障害者の数は増え続けて現在420万人)。

「対話」は治療法ではありません。

治療法ではないから病気が治るんです。

病気を治そうとしないから病気が治るんです。

また訳の分からないことを言ってますね。

(「心」の事を理解できていると、この言葉の意味が理解できると思います。治そうとすること、治療法は「頭」だからです。きっといつか理解してくださると思っています。)

この説明は次回に。

最後までお読みいただきありがとうございました。

        イロハニトイロ所長

             金村栄治