イロハニトイロ

vol.40-⑮ 働くことが自分の成長となる!?

こんにちは。

vol.40も今回で最後にしたいと思っています。

長い間、イロハの変化の話題にお付き合いくださりありがとうございます。

なんかややこしい話ばかりしてしまいました。

申し訳ありません。

滋賀県一工賃が低いイロハニトイロという場所が今どのように変わっていっているのか、

まとめに入らせていただきます。

これまで話してきた通り、イロハニトイロはまだまだ途上にあるということです。

あと5年後(開所して10年)くらいに、思い描いている形として確立できるのではないかと考えています。

まだまだその歩みの最中です。

イロハを利用してくださっている方々はその目標を共にする “同志” だと僕は思っています。

そんな方々の力でイロハニトイロという場所が、本当の就労支援の場所として出来上がっていくのです。

だから目の前の結果に逃げない。

目の前の安心(ラク)に逃げない。

 (※これまで話してきた「安心」とは別です。「安心」があるからラクな方に逃げずに「不安」の中に身を委ねられるということです。)

理想を捨てない。

自分の信念に背かない。

イロハニトイロが考えていること、それは

関係の質が良くなれば、思考の質が上がります

そうすれば

行動の質が上がり、結果の質も上がります。

つまり関係がスタート!

当たり前である「人と人の対等の関係」からスタートする!

結果ばかりを追い求めてしまうと、自然と指示型、統制型になってしまい、そこには「不安」がうずまきます。

そんな中だと誰もが自分を守る仮面と鎧を着ていき、関係の質が下がります。

そうすると思考の質も下がり、行動の質も下がっていきます。

そうすると結果も下がっていく。

結果が下がるから、さらに指示を強め、組織を統制していこうとして、さらに悪い循環が生まれます。

そこに順応できる人だけが残り、耐えられない人はドロップアウトしていく。

そしてドロップアウトした人の問題(あなたが悪い。あなたの問題。他の人は出来ているのに。)として扱われていく。

そんな社会で傷ついて病気になった方々(金村も同じです)なのに、

正義と愛を掲げて「あなたの為の支援」だと称し、そういう人たちをまた自分たちで作り出してく?

イロハはそれをしない。

それをやめる決意をした。

絶対にしたくない!

(でも時に崩れそうになる)

踏みとどまる!

イロハニトイロという場所で働くことが自分の成長となるように。

5年後どんな事業所になっていることでしょう?

ちゃんと理想が形となっているのでしょうか?

無くなっていたらどうしよう?

もしそうだとしても、無くなるということは「必要がない」ということです。

そんな現実をしっかりと受け止めたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

vol.41は、「弱くてダメで情けない所長の心」を公開してみようと思っています。

いつもカッコつけてしまっているので、本当のところも公開できればと思います。


                イロハニトイロ所長

                     金村栄治