イロハニトイロ

vol.39-② 「ケア」と「セラピー」で解き明かす!part1

こんにちは。

vol.39では「イロハの正体」を解き明かしていこうと思っています。

正体を解き明かしていくにあたって、この本がとても参考になると思ったのでご紹介します。

これは「ケア」と「セラピー」について書かれた本になります。

「ケア」と「セラピー」の違いが分かりやすく解説されていているのですが、それだけではなく精神科医療や福祉の問題も分かりやすく書かれています。

「あなた(精神障害当事者)の為」「あなたを救う」と思ってやっていたはずの医療や福祉が、いつしかその人を管理統制し、自由を奪うものに変わり果てていってしまう。

そんな問題に向き合わせてくれる本でもあります。

この本がなぜ、イロハの正体を解き明かすのに役立つのか?

それは、イロハニトイロという場所が、

「ケア」「セラピー」が同居する場所だからです。

だから、

「イロハってなんかイイ!」って思って入って来たのに

いつしか

「なんかイヤ!」になっていく。

「居心地いい場所」だったはずなのに、

いつしか

「居心地が悪い場所」になっていく。

「とっても苦しい」と思っていたのに、

いつしか

「とっても楽しい」に変わっている。

「大嫌い」と思っていた人が、

いつしか

「大好き」に変わっている。

こんな相反するものを行き来してしまうんです。

そしてその中で変化していく。

まるで螺旋階段を上っているようにです!

そんな環境で耐えられなくなった人は、イロハから離れていくようです。

「うーーーーん。何を言っているのやら???」ですよね。

それでは、その辺りの説明を次回させて頂ければと思います。

ご興味があれば続きを読んでください。

                 イロハニトイロ所長

                      金村栄治