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vol.49-㉗ 支援者が障害を作っている!?

病気を治そうとするから病気になる(3) 病気になってまで僕らが守っているもの、避けているものって何なのか? それは「自分が傷つくこと」だというお話をさせていただきました。 「傷付きたくない」から病気を作ってまで自分を守っている。 それはこれ以上傷つくと壊れてしまうからです。 「いやいや病気になるって  続きを読む

vol.49-㉖ 支援者が障害を作っている!?

病気を治そうとするから病気になる(2) 病気を悪いもの、治すべきもの、ではなく、 現在(いま)のその人に必要なもの、と捉えなおしてみる、 という提案をさせていただきました。 うーーーーん。 そんなことなかなかできないですよね。 だって病気って苦しいし、嫌なものだし、誰だって健康でありたいと願っている  続きを読む

vol.49-㉕ 支援者が障害を作っている!?

病気を治そうとするから病気になる 支援者(セラピスト)の方って病気を治そうとしてしまっていませんか? 「いやいや、精神病は完全には治らないもの。一生付き合っていくものであり、そんなあなたでどう生きやすくなるのかを支援するのが私たちの仕事です。」 と考えている方も多いと思います。 あるいは、 「病気の  続きを読む

vol.49-㉔ 支援者が障害を作っている!?

支援の方針を他人が決める(5) 前回までさせていただいた話について考えていると、カンファレンス(関係者会議)についても疑問が出てきます。 カンファレンスとは、多職種の関係者が集まり支援される人(当事者)について情報を共有したり、支援の目標や方法を考え、役割分担をする会議の事です。 多くの場合、そこに  続きを読む

vol.49-㉓ 支援者が障害を作っている!?

支援の方針を他人が決める(4) 結局私たち支援者は、 精神障害当事者の方を劣った人として見ています。 弱い人だと見ています。 おかしな人だと見ています。 間違っている人(間違いをする人)だと見ています。 そして、なぜか支援者は優れていると思っています。 強いと思っています。 正常だと思っています。  続きを読む

vol.49‐㉒ 支援者が障害を作っている!?

支援の方針を他人が決める(3) どこに間違いがあったのでしょうか? なぜ問題のある障害者に仕立て上げられていってしまうのでしょうか? 僕は2つの点が気になっています。 あくまで僕個人が考えていることです。 その1つ目が、 「本音が言えるだけの安心・安全の関係が無かったこと」 そして2つ目が、 「本人  続きを読む

vol.49‐㉑ 支援者が障害を作っている!?

支援の方針を他人が決める(3) 前回引きこもりを例に挙げましたが、この感覚って皆さん経験していると思います。 「相手の求められている答えを言おうとしてしまう」という経験です。 自分の思いではなく、「相手に求められている正しい答え」を言う、 いや、言わないといけないような感じがする、 そんな感覚です。  続きを読む

vol.49-⑳ 支援者が障害を作っている!?

支援の方針を他人が決める(2) 前回の続きです。 それでは心の病になった人はどうなんでしょうか? 「いやいや、心の病も一緒でしょー! しんどくて苦しいから病院(クリニックなど)に行き、専門家に診てもらい、治してもらおうと思っている! 自分で望んで行っているじゃないか。」 「実際、薬飲んで楽になった人  続きを読む

vol.49-⑲ 支援者が障害を作っている!?

支援の方針を他人が決める 支援者が障害を作っている話はまだまだ続きます。 今回は、支援の方針を他人である支援者が決めるということについてです。 「はぁ?何言うてんの?」 「支援は、支援のプロが話し合って決めるものでしょう!」 「一方的になんて決めていません。本人の思いや意向をしっかりと聞きとって支援  続きを読む

vol.49-⑱ 支援者が障害を作っている!?

不確実な状況に耐えれない支援者 前回、心のご病気を患った方々はつまずきが大きかった人であり、 本当の求める助けが無くて苦しみの中で耐え続けている人なのではないか、というお話をさせていただきました。 この不安感、恐怖感、焦燥感、孤立感、無気力感など不快な感覚を感じながら それに耐え続けているって凄いこ  続きを読む