イロハニトイロ

vol.48‐① 「考える勉強会」始まる!

2024年から新しく始まる取り組みがいくつかあるのですが、そのひとつである

「考える勉強会」

についてご紹介させていただきます。

第1回を1月18日に開催し、大盛況だったのでそれをぜひブログで公開したいと思った次第です。

これまで、利用者さんに向けての勉強会はやってきていたんです。
(※これまでの勉強会の内容は最後に一覧で書いておきます。そして今年も毎月開催しています。)

僕(金村)は、知識は「暗闇の中の光」になると考えています。

苦しみのどん底にいるときって、出口のない真っ暗闇のトンネルの中にいるような感覚になるんです。

誰かの慰めや助言すら棘(トゲ)のように感じて突き刺さってくる。

頑張ればいいと分かっていてもなかなか行動に移せない。

それでも何とか頑張ってみても、もがけばもがくほど体が暗闇の中に沈んでいく。

そんな感覚になることがあります。

でもそれは本当にそうなのか?

同じ状況が起こってもそれを難なく乗り越えている人がいる。

同じように苦難に苛まれてもなぜか上手に立ち回っている人がいる。

これは心の強さの問題なのか。

これは性格の問題なのか。

いやきっと違う。

これは「知識の問題」だと僕は思うんです。

ただ知らないだけ。

知らないからどうしていいか分からずもがいているだけ。

大人になって、子どもの時の悩みがちっぽけに見えるのは,

きっと多くの知識を手に入れたから。

それなら、

精神病と診断されて苦しんでいる人たち、

対人関係で困っている人たち、

仕事がうまくいかず苦しんでいる人たち、

その方々に必要なのは、行動以前に「知識」なのではないかと思うんです。

でも勉強する気力が湧かない、

集中力が続かない、

理解力が乏しい、

と感じている方がたくさんいらっしゃるようです。

そもそも何を学べばいいのかすらも考えられず、苦しいまま一日一日をつないでいるという方もいらっしゃいます。

そんな方々に何か役立てないかと始めたのが「メンバー勉強会」でした。

もちろん、これ自体の意味は大きいです。

ですが、

「理屈では分かるけど・・・」

「わかっちゃいるけど・・・」

「そうなればいいとは思うけど現実は・・・」

と実際の行動の変化に繋がりにくいことが分かりました。

その行動へ移すことを阻んでいるものは何なのか?

その理由は「知る」「分かる」の違いによるものです。

これまでの勉強会では「知る」ことは出来たのですが、「分かる」には至っていなかったのです。

ただ頭で知っただけ。

自分の体に血液のように流れ込むことがなかった。

人は「分かる」から「行動」

「行動」するから「できる」になり、

「できる」を繰り返すから「習慣(生き方)」になっていきます。

じゃあ、その「分かる」に繋げる勉強会があるといいよね、

ということで始めたのが「考える勉強会」です。

頭でしかなかったものを血液のように体に流し、

そして行動することで筋肉となっていく。

まさに「血となり肉となる」ということです。

そして第1回目を開催してみて、とっても面白い展開になったので次回その様子をご紹介させていただきたいと思います。

             イロハニトイロ所長

                  金村栄治

<メンバー勉強会内容>  ※12か月で1クール

1月 『資本主義について』

2月 『“愛する”ということについて』

3月 『“自分を愛する”ということについて』

4月 『人間の心と身体の仕組みについて』

5月 『心の病を治す方法』

6月 『“幸せ”について』

7月 『“対話”について』

8月 『“自由”について』

9月 『最強のチームの作り方』

10月 『親との愛着による影響について』

11月 『アドラー心理学(前編)~目的論・課題の分離~』

12月 『アドラー心理学(後編)~人生の意味~』