失敗から生まれた学習ゾーン体験記
- 2026年09月14日
- イロハ紹介

こんにちは。イロハニトイロの猪飼ゆうなです。
ブログを書くの、実は初めてかもしれません。
皆、思っていることを言葉にしていて凄いな~と、私も読者としていつもスタッフのブログやメンバーインタビューを読んでいます笑
そんな私がなぜブログデビューしようと思ったかというと、めちゃくちゃ心動かされる出来事があり、この感動を伝えたいと思ったからです。
皆さんは「快適ゾーン」や「学習ゾーン」という言葉をご存じですか?
以前イロハの全体ミーティングでも所長の金村さんが取り上げてくれていました。
人が成長・学習するときの心の領域(ゾーン)を表す考え方です。
「快適ゾーン」は慣れ親しんだ環境で不安やストレスをあまり感じない領域。自分のスキルや知識だけで楽に対処でき、心理的安全性が保たれています。居心地がよくリラックスできますが成長という観点からみると、停滞しやすいですね。
「学習ゾーン」は快適ゾーンから一歩外に出た、適度な負荷や緊張がある領域。「少し難しい」「初めて経験する」ことに挑戦しており適度な不安やプレッシャーを感じます。ここが最もスキルや能力が伸びると言われています。
なんだか言葉で説明すると難しく聞こえますが、先日この「学習ゾーン」に片足突っ込んでんじゃない!?と実感する場面がハーブチームの中で見られましたのでここでお話しさせてもらいます✨
【登場人物】
こちらはハーブチームのCさんが描いてくれました。いつも業務日誌にもほっこりするメッセージと絵が記されおり、癒されています✨

ある日の作業場面、ハーブティーのティーバッグを作っていたのですが、Dさんは時々茶葉を少量こぼしてしまっていました。するとベテランのAさんが明らかに量の少ないティーバッグを見つけ、重さを計り直したところ、規定量に満たない商品が65個もでてきてしまいました。Dさんはいつものように午前中で帰宅。午後からその場にいたメンバーで65個のティーバッグの修正作業を行いました。
その後Dさんと相談し、Dさんには得意な干し林檎のカット作業をお願いすることになりました。
そしてその日が訪れます。干し林檎のカット作業がすべて終了したのです💦
Dさんが来る前日にAさんから「明日の朝、ちょっと話す時間もらえませんか、作業のことで」と連絡が来ました。
当日の朝、Dさん以外のハーブメンバーとスタッフを集め、話し合いが行われました。
Aさんがこう切り出します。「この前Dさんに計量をしてもらったら、65個も重さが合わなくて修正をすることになって大変だったんです」
私は「あぁ、これはDさんにはハーブの仕事を任せられない、そんな話になっていくんだろうな」と思いました。
するとAさんは私の想像とは全く違うことを話し始めました。
「Dさんが計ったものを、ほかの人がもう一度計るっていうのはどうかな」
それにBさんが続きます。
「計ってティーバッグに茶葉を入れることは難しいと思うんで、ティーバッグの口を開けて閉じないように折り目を付ける作業をしてもらうっていうのはどうですか」
私は驚きました。Dさんの作業をカバーしようとしたり、Dさんの苦手さを克服するのではなく、
出来るところで活躍する道を作ろうとしたり、決してDさんを排除しない方向
で話が進んでいくのです。
Cさんは「目の前で計り直すっていうのは嫌な気持ちにならないか少し心配。Dさんが安心して気持ちよく一緒に作業ができるようどんな助けを必要としているのか、Dさんに聞いてみたい。不安な気持ちで仕事をしてほしくない」と言いました。
“このメンバーでどうできるのか”
それだけを全員が考えていました。
私は「一緒に仕事をするのは難しいという話になるのかと思った」と言い、メンバーに謝りました。
こんな思いで皆がいられたら大丈夫。そう伝え、Dさんもお呼びし、メンバーの思いを伝えることになりました。
Dさんは皆の話を受け、「計量も難しいし、ティーバッグに茶葉を入れるのも難しい。こぼして量が変わってしまったら商品にならへんやろ?」と話してくれました。そして「ティーバッグの口を開ける作業がしたい」「洗い物もできる」「作業後の掃除もできる」と自分ができることを伝えてくれました。
Dさんの新たな仕事の形が生まれ、話し合いが終わるとすぐに新しい形での作業が始まりました。
「得意なことを活かし苦手なところは仕組みとチームワークでカバーする」
皆さんは、誰かがしてくれた仕事が上手くいっていない時、伝えることができますか。
自分の仕事が上手くできていないことを伝えられた時、素直に認めることができますか。
互いの違いを認め合えること。
皆が一つの目標を共有していること。
こんな土台がここにはあります。口で言うのは簡単ですが、それをメンバーさん同士が自然と実践している姿に胸が熱くなりました。チームのメンバーの安心、安全なしにはいろんな意見が飛び交うことはないし、多様な意見がなければ発展も見込めません。
誰かを責めたり排除するのではなく、「どうすれば一緒に出来るか」を自分たちの言葉で話し合う、だから全員が納得して進んでいける。皆が活き活き働く環境ができる。メンバーさんの姿から大切なことを教えてもらった気がします✨
実はハーブチームは毎日来れない人も多いし、途中参加の人も多い、イロハに来るのが精いっぱいで仕事をせずにゆっくりしている人もいる、全員揃う日はなんとない!そんなチームなんです。販路拡大について動いていこうとする人は少ないし、毎日今日は今日の風が吹くスタイルで仕事をして(誰も来ないしなしの日もある💦)、なのにランチミーティングをする日は参加率が高くて笑、バランスで言うといいとは言えないかもしれません。でも、最も大事にしたいと思うマインドがここにあります。自分のできなさも味わって、どこでどう自分が貢献できるか、ということに目が向いている。だから他者の困り感についても理解ができる。そんな土台があれば大丈夫。そう感じています。
居心地の良い安心できる場所から、ほんの少し勇気を出して進む挑戦へ。これからもメンバーの皆さんと一緒に一歩ずつ進んでいきたいと思います。
初めてのブログ、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
猪飼ゆうな
