イロハニトイロ

コミュニティナースについて

7月21日に開催されました三井寺オーガニックマーケットにて、
「コミュニティナース」という活動についてお話しさせていただく時間をいただきました。

午後1時から1時間、

イロハニトイロがどういったところなのか?

コミュニティナースとは何なのか?

どうしてそのような活動をしようと思ったのか?

などの説明をさせていただきました。

お話しを聞けなかったという方にコミュニティナースというのがどういうものかについて説明したいと思います。



もともとは
矢田明子さんの著書
『コミュニティナース ~まちを元気にする“おせっかい”焼きの看護師~』(木楽舎)
を呼んだのが始まりです。

皆さんは、病気になってから病院に行きませんか?
身体が悪くなってから病院にかかり、医者や看護師さんに治療してもらうわけです。

そこで出会う、専門の知識と技術を持った人たちも
当然ながら地域(コミュニティ)の中に住んでいるわけです。

それなら、体調が悪くなりすぎる前、ちょっと気になる程度の時に相談できる場所や人がいたらいいな、なんて考えたことはないでしょうか?

地域の中で普段は、一見するとナースとは思えないような仕事(例えば喫茶店など)をしているわけです(ここに決まったものはありません)。

気軽に関わり合えるナースがいることが生活の支えになる。

自分の専門性を活かして地域を支えていく。
いや、支えるのではありませんね。
地域に役立てていく、繋がりを作っていく、まちづくりをしていく。

そんな活動がコミュニティナースです。



私たちは精神障害の方を対象にしている施設です。
もちろん多くの経験を積んだ、看護師、精神保健福祉士、作業療法士が勤務しています。
また人生経験豊富な栄養士・調理師もいます。

心の事って実は人には言いづらく一人で抱え込んでいる事多いんです。

あるいは家族が引きこもっていたりして困っていても、なかなか相談できないことが多いんです。

どうもこうもできないくらいに行き詰ってから、役所や病院に相談に行くことが多いのが現状です。

もっと早くに、軽い状態の時に誰かに話せていれば、気持ちが楽になるかもしれない。
知らなかった情報が手に入るかもしれない。

そんな気軽に相談できる場所を作っていきたいと考えています。

三井寺オーガニックマルシェ(毎月第3日曜日 ※8月はお休みです)ではそのような相談ブースを設置していますのでぜひ、ご活用ください。

また、事業所の方にも気軽にお問合せいただければご相談に応じさせていただきます。