イロハニトイロ

【メンバーインタビュー②】 勇気!勇気!勇気!(50代・女性)

※イロハニトイロに通っているメンバーの声を届ける企画「メンバーインタビュー」です。
通称「IMIロハニトイロの ンバーに ンタビュー)」
ひと月に一人ずつスタッフがインタビューをしていきます!

イロハに通って7年になります

私は4人姉弟の長女として生まれて、子どもの時は可愛がってもらっていたんだろうなって今となっては思います

でも成長していくにつれてとっても生きづらさを感じていました

幼稚園の入園式でもめっちゃ泣いていたし、学校でもいじめられたりして学校に行かなくなったりしてました

一番上だから、私がそんなだと妹や弟にすぐ伝わるし、狭い世界で生きている気がしてとても苦しかったです

今とは時代も違うから学校行くのが当たり前っていう感じで、大人ってめっちゃ世間体を気にするんだって子どもながらに思ってました

今はオンラインで人と繋がったりできるんだろうけど、昔はそうじゃなかったから、人との関わりを避けるように家にこもってて、狭い世界の中だけで生きていました

いじめもずっとあったわけではなくて、一時的なものだったりしたんだけど、実際友達もいたし、、、

でも一人でいる方がいいというような子供でした

あまり人とは関わらず「楽しいことなんてないな」と思ってて、毎日この日を過ごすだけと思っていました

楽しい世界に行くなんて想像もしてなかったです

高校で新しく友達出来たけど集団生活に馴染めず、やっぱり学校に行くのが辛かった

自分では「暗黒時代」だと思ってます

高校入って「死ぬ」ことを考え始めていました

「私の居場所なんかこの世界に絶対にない!」って思ってたし、こうやって歳を取っていくだけ、きっとそうなんだと思っていました

唯一楽しかった思い出はバレー部(男子)のマネージャーをしたことです

それはとても楽しかった☆

ちなみにバドミントン部にも入っていました

それも楽しかった☆

学校を休むことも多くて、でも遅れてでも行かされることもあって、その時にクラスメイトから

「何で来てん!休んでたらいいのに!」って言われたのが今でも残ってる

行くなら朝から、途中からになるなら休む

そんな風に思うようになって、この頃もそうですけどずっと自分の意見なんて言えなくて

「何で学校なんてあるの?」「学校なんて必要?」ってずっと思ってました

だからとにかく早く働きたかった

とにかく働いて自分で自由に使えるお金が欲しかったんです

金村さん、昔私がマルシェに言った時「何で来たの?」って言ったでしょ?

ただ理由を聞いただけやのに、「お前なんか来なくていいのに」って言われている気がしたんです

私のメンタルがそういう風にネガティブに変換しちゃうんです

子どもの頃からそういう風に言われてきたから、そう受け取っちゃう

金村さんにいっぱい不満の手紙書いたりLINEしたでしょ?

傷付いた! 傷ついた! って

その時はそれ(私は傷つけられているというネガティブ感情)が爆発していたんだと思います

自分が経験したことだけ(傷つけられた過去)で反応していました

昔受けてきた傷がまだ拭えていないんです、きっと

だからイロハに来るのは「針のむしろのような感覚」っていつも言っていたでしょ?

周囲の人の行動や言葉を見て、勝手に自分でそれに反応して自分でグサグサ刺して傷ついていたんです

最初はここ(イロハニトイロ)も私の居場所じゃないと思ったけど、やっとたどり着いた場所だったし、ひきこもりには戻りたくなかったんです

とにかく前に進まなきゃって

とにかく我慢だけは得意だったから(笑)

本当は大丈夫なんかじゃないのに、いつも「大丈夫」なんて言っていて、

いつ京阪電車に飛び込むか分からない、そんな精神状態でした

そんな状態で通っているうちにイロハでの「ミーティング」や「勉強会」に出るようになって、少しずつ「なるほど、そうすればいいのか」って分かって来て

でもその時は、頭に詰め込むだけって感じで、、、

今なら分かる金村さんの言っていることも、その時は意味がわからなかったんです

でも頭では「そういうもんなのか」って分かろうとしてて

でも知識だけって感じでちゃんと理解はしてなかったです

そんな状態で何年もイロハ通ってたんですけど、一昨年初めて旅行レクに参加したんです

こういう人との関わりをずっと避けてきたんですけど、ふと挑戦してみようって思ったんです

とにかく受け入れてみよう

ダメでいい

上手くいかなくていい

そう思って参加しました

そうするとなんかとても楽しめて

その頃からノートに自分の思いを書いて

「これ受け入れます」「これ受け入れます」

って一回一回地道に小さなことを挑戦していったんです

やっぱり今までやってこなかったことばかりだから、未知の世界で何が起こるか分からない不安やしんどさがあって

でも今までの生き方もしんどいし、どうせ同じ「しんどい」なら未知の世界に向かうしんどさの方がいいって思ったんです

最初はしんどいけどそれが当たり前になるかなと思って

それまではずっと「私は一人が好きだから寂しくなんかない」って言って来たんですよね

ヒロミちゃん(大江スタッフ)にもずっとそう言っていて

でもヒロミちゃんと一緒に自分の気持ちを紐解いていくと私にはそういう寂しい気持ちがあるのかもって少しずつ思うようになってきて

でも抵抗してて、、、

ある日、畑で一人で仕事している時があったんですけど、そのときとても寂しい気持ちになったんです

「こういうことーー!?」ってヒロミちゃんにも打ち明けたんです

ずっと「寂しいわけないやん」ってどこかで自分を思いこませていたんだと思います

でも本当の私は、とっても寂しがり屋だってことに気付けたし、それを認められるようになりました

昔からそうだったはずなのに気付かないフリしてたし、きっとひた隠しにしていたんやと思います

「本当の自分」が分からなくなっていたんです

今が本当の自分だと思えています

私こんなにお喋りやったかな(笑)

昔は暗かったんですよー

あまり喋らなかったし、人にも自分の事言ったりしませんでした

こうやって日々日々勇気だして行動してみて、インプットだけじゃなくてアウトプットすることの大切さを知ることができました

本音を言うことは勇気がいることです

でもそうやって勇気出してやってみる、言ってみることでとっても気持ちが楽になっているのを実感しています

だからこれ(勇気を出して行動する)は一生続いていくものだとあきらめています

今はまだ、勇気を出してやるって感じだけど、いつか力を入れずに普通にできるようになってたらいいなと思っています

自分の弱さを認める

思ったら言おう

そう思っています

傷付いたことがあれば「傷付いたよ」「私はそれが嫌なの」って言うし

私の言葉とかで傷ついた人がいれば「ごめん」って素直に謝ろうと思っています

だって私だって気付かないだけできっと誰かを傷つけているでしょー

そうだったら教えて欲しいし、教えてくれたら謝ろうって思っています

「寂しい」とか「傷付いた」とか「こうして欲しい」とか言うことって恥ずかしいことだと昔は思っていました

でも言えるとね、モヤモヤした気持ちが風で飛んでいくような感じがするんです

畑チームでも言い合うことを大切にしていて、本音を言えるようになりました

言わない方がモヤモヤして関係が悪くなるから思ったことはその場で言うようにしています

もちろん相手にも、思ったことあったら言って欲しいって伝えています

多少傷付いたっていいんです

これは今言わないといけない、と思うことは相手が傷つくかもしれなくても言うようにしています

そうやって傷つく覚悟をしたら気持ちが和らぐんです

胸にクッションがある感じ

不思議なんです

昔はあんなに傷ついていたこと

同じこと言われても今は全く傷付かなかったりするんです

それでも傷つくことはあるし、モヤモヤすることはあるから、気になったらこっちから聞くようにしています

私の言い方で傷つけたんじゃないかなとモヤモヤしたりすると

「さっきの私のあの言い方、傷つけてない?」って聞いてみるんです

意外と相手は気にしていないことが多くて、、、

気にしていたのは自分だけだったん?って気付けて、そういう自分の感覚と相手との感覚のズレがそこで修正されて安心するんです

何度も言うけどやっぱりそういうことを言うのって私には勇気がいります

でも勇気を出してそうしておく方が後々ラクなんです

気になったら気になった時に言う、そう考えています

きっとずっと今を生きれていなかったんです

過去の事を何度も思い出して後悔して、自分を否定して

まだ起こっていない未来の事を想像して「きっとこうなる」って不安に思って

今(現在)に自分がいない感じやったんです

そんなの考えててもしゃーないか、って今に戻れるようになっています

今はうるさいと言われるくらいに声(本当の自分の思い)を出そうと思っています

どうにかなると思えるようになりました

だって今までいろいろあったけど、どうにかなって今ここにいるでしょ?

だからこれからもきっとどうにかなるんです(笑)

生きやすくなりました

時間かかったけど

私、イロハで仕事できなくてもいいんです

仕事を通じて心を育てているのがイロハだと思っています

イロハって語り合いが多いでしょ?

そういうの苦手だったけど、その場に出ていたら慣れてくるもんです

心の筋肉がついてくるんです

イロハって仕事ほったらかしで語り合うじゃないですかぁ

だから仕事がしたくなるんです(笑)

イロハに来て傷つくことが多いのにまた来ようって思うのはきっとそんな良さを感じているからだと思うんです

金村さんがいつか話してくれた「ロバの話」あるでしょ?

結局どんな自分になってもそれに文句言う人はいるんです

だから私はたくさん勇気出して言います

自分の言ったとおりに周りの人がしてくれなくていいんです

自分の気持ちを言えたこと、それを大切にしていきたいと思っています

生きやすくなったのは自分が勇気を出して行動してみたことが大きかったと思う

これまでの固定観念や思い込みを壊せた

勇気をたくさん出して行動してきて良かったと思います

そんな自分を自分で褒めたいと思います

有森裕子さん(元マラソンランナー銀メダリスト)と同じです(笑)

自分にウソをつかないで欲しいです

ありのままでいい

弱くていい

弱さをさらけだすとすごくいいです

自分にウソついて、弱さを隠すからしんどくなるし、上手くいかない

弱さを出せるとそれが強さに変わります

この写真は、2019年7月9日撮影↑イロハに通所を始めて、初めての夏。初めての夏野菜の収穫。この頃は、毎日、イロハに来るのが精一杯。送迎の車中が苦痛で苦痛で仕方なかった。この10日後くらいに、三井寺マルシェがあり初めて行ったときの、あの出来事が。今は、遠い昔話のよう。愛しくもある。感謝。イロハの原点。全てはここから始まった気がします。

この方とのお付き合いは長く、ずっと僕の行動や言葉に傷ついてきた方です

本当にごめんなさい💦

その傷つきを手紙やLINEでたくさん僕にぶつけ続けてくださいました
一晩で75通のLINEを送るという伝説を作ってくださった方です(笑)
全ての手紙やLINEが金村への不満です

そうやってやっとたどり着いた

「私、本当は寂しいの」

「もっと構って欲しい」

「もっと私の話を聞いて欲しいの」

という本当の自分の思い

それが自分の口で言えた時、この方の世界はひっくり返ったのです

自分を傷つける敵だらけだと思っていた世界から

自分を大切にしてくれる人に囲まれていたんだと知った世界へ

これは紛れもなく、ご本人が勇気を出して、自分の弱さを認め、自分の弱さをさらけ出し、そして行動してきたことで起こったことです

僕は何もしていません

イロハニトイロは、助け上げることも救い上げることもしないんです

ただ皆さんが自分の人生を自分の力で変えることができることを信じているだけです

ご自身の力で自分の人生を豊かなものにしているその姿にいつも僕の方が勇気をいただいています

本当にありがとうございます☆

(補足) 『ロバの話(ありのまま)』

とても暑い日のこと

一人の男とその息子がロバを連れて歩いていました

男がロバに乗り、息子は手綱を握って歩いていました

すると、それを見かけたある人が言いました

「かわいそうに、子どもを歩かせるなんて。薄情なお親だなぁ」

それを聞いて、男はロバから降りて、今度は子どもを乗せて歩き始めました

するとまた誰かが言いました

「ひどい子供だな、親を歩かせて自分だけロバに乗るなんて」

それを聞いて、父子はどうしていいか分からなくなり、二人ともロバに乗らずに歩き始めました

しばらく行くと、また誰かが言いました

「バカだね。せっかくロバをひいているのに、二人でロバに乗ればいいじゃないか」

それもそうだと思って、父子はともにロバに乗って、旅を続けました

すると、今度はこんな声が聞こえてきました

「こんな暑い日に、二人も人間を乗せるなんて、ロバがかわいそうだよ。残酷だなぁ」

言われてみれば、ロバはたしかにかわいそう

反省した父子は、ロバを担いで歩き始めました

それを見た人が何と言ったかは、想像がつきますよね?

人の意見なんてこんなものです。どの人の意見も正しいと言えば正しい。でもあくまで他人の意見。しまいには自分がどう行動したらいいのか分からなくなってしまいます。
意見は人のもの。行動は自分のもの。自分の心の声を聞いてやるのが一番なのです。

   『「いまここ」の私で幸せになれる。』(阿部敏郎 著・イーストブレス出版)より