自然体でいること、No4
- 2020年09月04日
- スタッフの学び
【人が変わるということ】
イロハで働かせてもらっているなかで、たくさんの人が変わってこられました。
そして変わらないそのままでいてくれる人も,部分もあります。
変わることというのは、それが全て正しいことや、変わることが望ましいことではなかったりします。そんなこんなで、この変わるっていうテーマではいろんな意味があって
いろんな角度から話が出来たりもするのですが
今回は、「変わりたいけど変われない、私はこんな性格だから仕方がないな」
と思っている場合についての話をさせてください。
その前に、性格っていうのは何でできているでしょうか?
その人のいろんな物の考え方や対処方法を決める価値観でできています。
価値観の集合です。
では、その価値観は何でできているでしょうか。
価値観は、過去の体験の積み重ねでできています。
なので、性格とは過去の体験の積み重ねでできているんです。
そして、いまの性格というのは生まれ持って3歳の時から全く変わっていないのか?
絶対に変わってきています。
体験の積み重ねで、変化していっています。
その時とその時の自分や、環境の変化に対応するために
その状況の中で自分をいかに守るのか
自分の能力をいかに発揮するのか
と、目的は様々ですが環境に適応するために形を変えていきます。
その変化していった最新の形が今の性格と感じています。
その変化し続けた最終の産物の性格ですが、これまで説明してきたように
性格が過去の体験の積み重ねでできているならば、変えられない性格はないと思っています。(もちろん例外はありますし、僕の想像の及びもしない過去の体験があるっていう性格はなかなか変わらないのかもしれません)
例えば過去のつらい体験から身を守るための技術を身に着けた性格も
辛くない体験、楽しい体験を積み重ねることで変化していくことが可能だと思っています。
ですが、変わるためには、新しい自分を見つけていかなければなりません。
新しいスキルを身に着ける必要性があります。
新しい考え方で、物事を処理していく必要性が出てくるかもしれません。
でもでも大丈夫です。
人が新たなスキルを身に着けるとき。
新たな考え方を身に着けるとき。
いつも苦しみやストレスがあります。
例えば・・・
スマホのフリック入力ってありますよね。
あれって、いままでのガラケーでは、【お】の一文字を入力するためには
【あ】行を5回押しているんです。
でも、フリック入力では、【あ】行をタップして、そのまま離さずに下にスライドする。
っていう作業で、【お】が入力できます。
フリック入力を習得した人はわかっているんですけど、圧倒的に入力時間が短縮されます。
ですが、この【あ】を五回押すから、下にスライドさせる、離さずに!!っていう工程を無意識で行うためには訓練が必要になります。ここで強力なストレスが発生します。
意識的に行うことから、無意識的に行えるように繰り返すことを訓練と呼ぶのですから。
訓練には、慣れないことをしたり、慣れない思考方法を行わなければならないので、常にストレスです。苦しいです。
でもあきらめずに繰り返すことで、高望みしなければ(世界にそのスキルを持ってるのは数人とかのハイレベルなスキルや変化)望む変化(スキルの獲得)は行えると思っています。
なぜって、そんな【あ】を五回押すことになれたあなたが、フリック入力に戸惑っていたとしても
最初は【あ】を五回打って、【お】にすることすら大変な思いをして身に着けたからです。
人は過ぎ去ったストレスや、今当たり前になっているスキルに関しては、それを獲得した苦しみなんかは忘れてしまいやすくなります。
なので、意識して諦めずに続けることできっと変わることが出来ると思っています。
そしてその変化したい性格や、獲得したいスキルがあなたが自ら望むものであれば、獲得したり、変化できる可能性はもっともっと高まることと思います!!